もし人見知りでも正社員になれる

工場の仕事を知ろう

人見知りでも問題ない

ライン工

人見知りでも問題ない

製造業の現場、すなわち工場での具体的な仕事内容を見ていきましょう。もちろん何を作っている工場かによってどのような仕事があるのかは厳密には異なります。精密機械を組み立てる仕事であれば大変繊細な作業が多くなりますし、逆に大型機械を作るような工場であれば力作業の割合が多くなります。
しかし現代の工場はアメリカで生まれたフォードモデルをベースとしており、基本的な仕事はどのような工場であれ共通しています。そしてその中でどのような工場でも存在する仕事がライン工なのです。そもそもラインとはフォードモデルによって生み出された概念であり、シンプルに言ってしまえば流れ作業になります。具体的に言うと、工場の中の作業場を結ぶラインに沿って制作物がどんどん運ばれていき、それぞれの作業場で必要な処置をされ、制作物が徐々に完成していくというのが基本的なラインによるモノづくりの形になります。そしてライン工の作業とは各工程で行う加工作業のことであり、基本的には同じ仕事を繰り返すことになります。

人見知りでも大丈夫

そしてこれはライン工の特徴なのですが、例えばもしあなたが人見知りで人と会話をすることが苦手であったとしてもライン工を行う上では心配いりません。なぜならライン工の担当者は黙々とミスの出ないよう丁寧にかつスピーディーに仕事をすることが求められており、余計な雑談をして集中力を欠いてしまうような行為は望ましくないため人と会話をする機会が自然と少なくなるからです。また流れ作業の中で持ち場を担当するライン工は、基本的に自分より1工程前の人と1工程後ろの人、そしてラインを管理する上長としかコミュニケーションをとりません。つまり営業職の人などと異なり、初対面の人と人間関係を新たに築かなければならないというようなこともほとんど無いのです。

製造以外の仕事

もちろん工場には実際に製造のための加工を担当するライン工以外にも様々な仕事が存在しますので、それも見ていきましょう。まずはライン全体を管理する責任者の仕事があります。この仕事は基本的にいきなりなれることは少なく、大半はライン工として経験を積んだ後に出世することになります。またラインの管理責任者以外にも在庫管理担当に仕入れ担当、その他に作業用の機械のメンテナンス担当や経理担当者のような仕事も存在します。基本的にライン工以外の仕事は工場内でも調整を行うためにコミュニケーションを活発に取る必要がありますし、外部の人と接する機会も多いため多少のコミュニケーション能力は必要になるかもしれません。

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